いろは歌 作品 人生のうた Japanese Pangrams

人生のうた
作 住田春生

ひとの道 鬼も泣く
哀切を知り 我覚めよ
本音唄 遥か空へぬけ
素雪踏む路 やま越えて


ひとのみち おにもなく
あいせつをしり われさめよ
ほんねうた はるかそらへぬけ
すゆきふむろ やまこえて




解説
人の道を究める事は、鬼も泣くような苦労と努力が必要である。非常に哀れでもの悲しい事を経験して、我も悟る事ができよう。妙なるうた声(本当の音色)は千里の遥か彼方まで届くようだ。人生とは新雪を一歩、一歩、踏みしめ、山道を越えるが如しである。

語句説明
ひとの道=人としてこの世に生きていくこと
哀切=非常に哀れでもの悲しいさま
覚めよ=心の迷いが無くなり悟るさま
本音=本当の音色(音の識別の重要な要素)
素雪=まじり気の無い純白の新雪
やま越えて=物事の頂点(人生の山)を越す


  

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