夕 焼 け
作 青空春志
夕焼けね
土を染め
カラス森へと
秋の夜
子世話、みな家
風呂ぬくむ
晴れた日、天に
お星さま。
ゆうやけね
つちをそめ
からすもりへと
あきのよる
こせわみないえ
ふろぬくむ
はれたひてんに
おほしさま
解説
夕焼けで、畑の土や一帯の地面も染めた。汗かいて働いて一日の終わり。カラスも森へと帰っていき秋の夜になった。人間の子供も家に帰り世話され、皆家に居て家族団らんご飯を食べ、温かい風呂にも入る。天は晴れて星はキラキラ輝き、子供はスヤスヤと温かく眠りについた。
Title: The sunset. The author is Harumune Aozora.
sunset.The setting sun is dyeing the soil of the field.(The farmers finished their farm work.)The crows also go back to the forest.Autumn night is coming.Everyone is at home, and parents take care of their children.Everyone is taking a bath and warming up.The stars twinkled in the sky on a clear day.
語句説明
土を染め=畑の土を染める。その辺一帯の地面を染める。 「つち」は「土地」とも書く、大地、地上、地面の意味もある、下記。「土」としたのは畑で働いている人の感じを出した。
カラス森へと=本来はカラスが森へと、ですが、助詞は省略しても問題ないようです。下記ネットより
お星さま=「お星さま」という言い方は子供を表現している。
子世話、みな家=(子の世話、みな家) 本来は 子の世話をし、みな家に居て と書くべきですが、パングラムでは難しい。話言葉では助詞を省略しても問題ないようです。ただ私は文系ではないので文法は詳しく有りません。下記ネットより
コトバンク
土・地(読み)つち
精選版 日本国語大辞典「土・地」の解説
つち【土・地】
[1] 〘名〙
地球の外殻、特に陸地。また、その表面。大地。地上。地面。⇔天(あめ)。
※書紀(720)推古八年二月(図書寮本訓)「天上(あめ)に神有します。地(ツチ)に天皇有します」
※竹取(9C末‐10C初)「大空より人、雲に乗りて下り来て、つちより五尺ばかり上りたる程に、立ち列ねたり」
※古事記(712)上「無き八尋殿を作り、其の殿の内に入りて、土(つち)を以て塗り塞ぎて」
ネットより
助詞の省略について - 日本語教師コトハジメ
日本語ではカジュアルな会話の場合、助詞が省略されることがよくあります。 助詞が省略できるのは会話文においてのみで、書き言葉では省略できません。 今日、私 母と一緒に弟の誕生日ケーキ 作る約束 あるから、映画 行けないわ。2020/10/12
助詞: 例文:( )は省略可能
は(主語・主題=S): ・お誕生日(は)いつ? ・山田さん(は)いる?
に(受け身・使役文): ・この傷(を)見て、猫にひっかかれたの。 ・不注意で子供...
に(時)で(場所) と(いっしょ): ・7時に銀座で友達とご飯(を)食べるから、...
=評=子供っぽく作ろうとしましたが、難しいですね。何回も推敲しました。
夕焼けで畑、西洋で言えばフランスの画家ミレーの「晩鐘」(ばんしょう)ですかね、思い出しました。
ミレーの絵画「晩鐘」リンク= https://artmuseum.jpn.org/mu_bansyou.html
55/75/75/75/で現代いろは七五調定型
起句/承句/転句/結句/ 起句は話の初め、結句は結局どうなった?という落ち
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