田 植 え
作 青空春志
土を起こす日
外寒けり
手豆破れ
夜は風呂寝
忙しく植えぬ
秋へ稲穂も
豊かに実らん
つちをおこすひ
そとさむけり
てまめやれ
よるはふろね
せわしくうえぬ
あきへいなほも
ゆたかにみのらん
解説
春なのに、朝、外はまだ寒い。冬のあいだじっとしていた土を耕す。手まめが破れるほど働いた。あー今日は疲れた風呂入ってウトウトする。次は忙しい田植えだ、秋へ向けて頭が垂れるほど稲穂が豊かに実るだろう。
語句説明
土を起こす=冬のあいだじっとしていた土を耕す
風呂寝=風呂でうとうとする、造語と言えるかな。
=評= 緑のじゅうたん、田んぼを近くから初めて見て感動した時に一気に作った作品。
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