恋 心
作 悠K
我の気持ち耐え
明けぬ秘める名
”ゆらり”胸浮く
左近いとおしや、
彼へ文をよせて
裾は”ホ”
路に待つ。
わのきもちたえ
あけぬひめるな
ゆらりむねうく
さこんいとおしや
かれへふみをよせて
すそはほ
ろにまつ
解説
ある女の子が恋をしている。今まで誰にも打ち明けることなく、プラトニックを通した恋も最近では想いが募り気持ちが大好きな彼への告白へと揺らぐ。彼への想いを一生懸命書いて最後の1行に「好きです」と今までの幾年間分の思いを綴る。そして彼女は手紙を握りしめて彼の帰り道に待ちぶせした。
語句説明
裾=手紙の最後の行
”ホ”=惚れるのホ=つまり”好き”ということ
路=帰り道
左近=彼の名
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