きつねと犬
作 青空春志
ワオ!栗毛きつね
はや!ほら、
のろまな犬
地へ伏せ
赤みさした
目もゆるむ
それ、
上を越すよ
テントに日
わお くりけ きつね
はや ほら
のろまないぬ
ちへふせ
あかみさした
めもゆるむ
それ
うえをこすよ
てんとにひ
解説
ワオ ! 速い ! 栗色(茶色)のキツネだ、ほら見て、のろまな犬が地面に伏せている。風邪引いてるのか、体の調子が悪いのか目が少し充血していてデレっとしているよ、そら、その犬の上を飛び越すよ、テントにお日様が当たっているピクニック(キャンプ)日和りでした。
これは「The quick brown fox jumps over the lazy dog」(訳 : 素早い茶色の狐がのろまな犬を飛び越える)という英語のパングラムを内容を出来るだけ同じにした日本語の現代いろはうたルールで作成した物である。ただ日本語はひらがな46字で英語より多いので、余計な文(蛇足)が入ってます。
語句説明
ワオ=驚きの発声 外来語。
栗毛=くりけ 毛が栗色。造語。くりげ、は馬だけに言う言い方。フランス語で茶色にはマロン(栗色)という。
はや=速いなあ、の驚いた言い方 最近の若者の言い方。
=評= 茶(ちゃ)は 小さい「っ」 が有るから使えない。ブラウンは濁点があるから使えない。くりげ(栗毛)は辞書、ネットなどを調べたが「くりけ」とは読まないので「くりけ」という造語になる。マロンは元々フランス語で茶色という意味が有りますがのろまな犬(ロマ)が使えなくなるので原文のイメージがかなり落ちる。栗毛(くりげ)は馬に言う物であってキツネに栗毛はおかしいかもしれない。辞書にはない「くりけ」という造語だと馬の栗毛(くりげ)とは別なのでよいかもしれない。
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