いろは歌 作品 放火魔の恐怖 Japanese Pangrams

放火魔の恐怖
作 ヒロシ

部屋に火をつけた
君、子息と散る
覚めろ放火犯
なおも笑います
あせりこえて
眠れぬ冬の夜


へやにひをつけた
きみしそくとちる
さめろほうかはん
なおもわらいます
あせりこえて
ねむれぬふゆのよ




解説
何者かが友人の家に火をつけ、彼は息子とともに命を落とした。
放火魔は罪を自覚することもなく、どこかでほくそえんでいるに違いない。
捕まえたいとあせる思いも届かず、眠れぬ冬の夜は続く。

語句説明
なし。


  

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