いろは歌 作品 春夏秋冬 青空春志 Japanese Pangrams

春 夏 秋 冬
作 青空春志

春、我れ歌を詠むとす 
夏、空へせみのこえ  
秋、温い日おかめ寝て幸
冬、山もほんに白けり。


はるわれうたをよむとす  
なつそらへせみのこえ   
あきぬくいひおかめねてさち
ふゆやまもほんにしろけり 




解説
春は歌会初め。夏真っ盛り空へ一斉に蝉の声。秋は温かい日、果報は寝て待てと言いながら女房のお多福(おかめ)が横になって寝ているのである。冬は山もほんとに真っ白で年も暮れゆく。

語句説明
おかめ=お多福とも言う(ウィキペディア)諸説有り。
ほんに=本当に


  =評= 「春夏秋冬」の文字が丁度重複しない、これは行けると思った。 温い日おかめ寝て幸の部分が苦しかったがかえって味が出ていて面白い。いろはうたの予測不明なところだ。追記 : この作品がいろはうたでは春夏秋冬を詠んだ最初の作品だと思ったが、なんと ! 以前に小椋桂氏が詠んでいた、以下、


下記はNHK教育テレビ 「おかあさんといっしょ」で放送された作品です。当ページと同じルールで作られております。ば、ぱ等の濁点、半濁点、小さい、「っ」や 「ー」なども使っていません。

作詞=小椋桂 作曲=小椋桂 1989年5月放送

『はるなつあきふゆあいうえお』

1番
はる ねむさに めをこすり
なつ ひやけ そらへとせみ
あき まちの うたもかれて
ふゆ こいぬ かけてくまた わん

2番
はる すみれを えりによせ
なつ さやと ねむのめおち
あき そらへ ほしもひろう
ふゆ こいぬ かけてくまた わん

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