秋 の 海
作 秋さやか
秋香る
我の声
空舞う日
いろは道
普遍求め
刹那ゆく
帆を立てぬ
夜に眠り
今朝安し
あきかおる
われのこえ
そらまうひ
いろはみち
ふへんもとめ
せつなゆく
ほをたてぬ
よにねむり
けさやすし
解説
美しい秋の頃、自分のヨットで旅をしている時気分が良く私はつい空に向かって歌ってしまう、そういう日は、いろはうた作りにも挑戦だ。いろはうた作りには、かの有名な「伊呂波歌」
のように普遍性を求めたい。しかしいろはうた作りは一瞬一瞬が勝負だ。いろはうた作りは頭を使う、少し頭を休ませよう。ヨットも帆を立てないで休ませ良く寝て穏やかな朝を迎えよう。
語句説明
帆を立てぬ=しばらく停泊するので帆は立てないでおこう。
いろは道(みち)=その道を究める、極める 研究する、頂点を求める。 (辞書による)。
=評= たいへんすばらしいです。5行目以外すべて5字並びというのも面白いと思います。
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