人物などのネガ現象について
シルクスクリーンは通常、白い背景に黒1色で描いた原稿の黒い部分のみを印刷します。そのため、生地色より濃い色のインクで印刷する（例：白生地に黒インク）と問題ないのですが、
生地色より明るい色のインク（例：黒生地に白インク）で印刷すると人物の目が白くなったり、黒い顔に白髪のようになります。
濃い色生地にも元の原稿のように人物を印刷したい場合は、イラストの白黒を反転させた状態で原稿を描いてください。
下の例では原稿の黒い部分が白インクになりますので、印刷すると白い顔に黒い髪の毛です。
白黒を反転させた原稿を描くのが難しい場合は、
イラストにフチを描いて頂くか、仕上がり通りの見たまま原稿をご用意ください。
頂いた原稿を弊社で印刷用に処理をします。
また、この例ではフチを描く際に線がゆがんでしまったり、
黒く塗りつぶす際に細い線がにじんでしまったり、
仕上がりでは白くしたいところが汚れてしまうことなどがありますので、
一度コピーを取ってから塗る、原稿に新しく白い紙を重ねてトレースする、などの方法をおすすめします。
または、イラストそのものを簡単な図形などで囲む方法もあります。囲まれた部分は見たまま通りの印刷になります。
イラストの周りをお好みの図形で囲んで頂き、弊社で印刷用に処理をします。
下の例では、人物の肌や楕円で囲まれた背景の部分が白インクになります。
※一番最初のデザインとはインクになる部分が反転していることになります。
