琉球独立論資料
琉球新報 オピニオンプラス (声) 2017年1月8日
沖縄の「独立」は当然 渡口彦邦(78歳)
19世紀の英国人海軍将校、バジル・ホールが琉球を訪れてから昨年、200年を迎えた。その節目を祝い、上陸地の那覇市泊に記念碑が設置され、12月16日除幕式が執り行われた。
米軍統治下の1950年代にハワイが米国の50番目の州に確定し、米国国旗・星条旗に載った。私も戦後のアメリカナイズの下に育ち、私たち沖縄も第51番目の州として米国の州へ移行すると信じた。しかし日本独立と引き換えに、沖縄は米国の支配下に引き渡され、今も日米安保条約で憲法は無きがごとし、対米隷属に変わりない。
「矛盾が集約されているのは沖縄の基地問題。沖縄はもともと琉球国で、今は日本の植民地になっている」(法政大総長・田中優子氏)。「現地では独立論が根強いが、問題を日本全体で引き受けない限り、独立しようと考えるのは当然だ」(文芸評論家・加藤典洋氏)。「まずそこで生きる人の声に耳を傾け、対話する必要がある。今のままでは計り知れない禍根を残す」(田中氏)。(本紙新年号) 私たちは「独立の県民投票」を実施し、「守礼之邦」としてアジア諸国と友好を築き琉球の独立を目指そう。(那覇市、自営業)