LOOCHOO共和国々旗(別名.三星天洋旗)の紹介
バック(背景)の青色(sky blue)と紺色(naby blue)はわがLOOCHOOの美しい空と海、則ち大自然を象徴し、もって吾々のウヤファーフジ(祖先)がかって、「船をもって、万国の橋となし、異産至宝千方せつに集めた」大海洋民族としての気宇壮大を示す。愛 す る 同 胞 へ
内外の情勢は刻々、われに有利に展開する。NUKA DUNAN
目 次 | |
第一篇 どうすれば通貨不安は解消できるか。 | |
( I ) | 今こそ価値の本体が何であるか。 そして、その価値を回復保全するには、どうすべきかを真剣に考えるべき絶好のチャンス………1 |
( II ) | 琉球民族の精神病と愚鈍性…………………………………………………………………………………5 |
(III) | どうすればよいか……………………………………………………………………………………………6 |
(IV) | 屡々表明される愚問・疑問について………………………………………………………………………7 |
第二扁 世界にはどんな国々があるか。 そして、世界におけるわが琉球の地位はどうか……………………………………………………………11 |
どうすれば通貨不安は解消できるか
( I )今こそ、価値の本体が何であるか、そしてその価値を回復保全するにはどうすべきかを真剣に考えるべき絶好のチャンス
注1)ドル債権を有している国が、アメリカ政府に対して、ドル紙幣の代りに、金を求めた場合アメリカ政府はそれに応ずることができない。強行すれば、アメリカ政府は破産する。そうなると、自国もまた破産する。このような恐怖があるから、止むを得ず、金交換を手控えるようになって、今日のドロ沼にはまりこんだ。
注2)商品社会(社会成員の需要のためでなく、私的利益追求目的のために生産することが原則とされる資本制社会)で行われる商品交換(貨幣を媒体とするときは売買)を律する法則のこと。例えば
米10kg=金2.2g=本1冊
‖
$2.50
なる交換または売買が行われる根拠は何だろうか。則ち、異種異量の商品が現実に交換、また売買されるのは何故だろうか? 米10kg:金2.2g:本1冊 夫々に共通の尺度たる何かが価値である。然し、近代国家は本来の価値物である金を人民の手からまきあげて次のような交換取引を強制する。
このような背景の下、米国政府は、世界各国に対して金兌換の停止を宣告した。
米10kg≠紙片(不換紙幣)
このことが既に、収奪であることは自明でしょう。紙片の購買力が怪しくなると、合理的経済人は次のように本来の価値物へ転化する。則ち、
紙片→金 ∴米10kg=金2.2g
と、価値法則は依然働いていることは上式が示すとおりであって、不等価交換は結局のところ破綻せざるをえない。
金、外貨ポジション 1970年末 (単位 100万ドル) | ||||
金、外貨合計 | う ち 金 | 金の割合(%) | 平均を上回る国 | |
資本制国合計 | 81,155 | 37,180 | 45.8 | |
アメリカ | 11,701 | 11,072 | 94.6 | |
イギリス | 2,561 | 1,349 | 52.7 | ○ |
フランス | 4,789 | 3,532 | 73.8 | ○ |
西ドイツ | 12,435 | 3,980 | 32.0 | |
イタリア | 4,946 | 2,887 | 58.4 | ○ |
スイス | 4,702 | 2,732 | 58.1 | ○ |
カナダ | 3,828 | 791 | 20.7 | |
ジャパン | 3,720 | 532 | 14.3 | |
オーストラリア | 1,335 | 239 | 17.9 | |
ブラジル | 1,006 | 45 | 4.5 | |
インド | 941 | 243 | 25.8 | |
タイ | 882 | 92 | 10.4 | |
アルゼンチン | 483 | 140 | 29.0 | |
フィリピン | 251 | 56 | 22.3 | |
アラブ連合 | 135 | 85 | 63.0 | ○ |
アメリカの金ポジション 1968〜70 (単位 100万ドル) | |||
1968年 | 1969年 | 1970年 | |
準 備 資 産 ┌ 金 │ 外貨 │ IMFゴールド・トランシュ(注1) └ S.D.R(注2) 合計(1) | 10,892 3,528 1,290 − 15,710 | 11,859 2,781 2,324 − 16,964 | 11,072 629 1,935 851 14,487 |
対外流動負債 対外国通貨当局 対外国民間 対I.M.F 合計(2) 差引(1)−(2) | 12,481 19,381 1,030 32,892 −17,182 | 11,994 28,224 1,019 41,237 −24,273 | 20,066 21,795 566 42,427 ー27,940 |
各国の物価上昇率(1960〜1970) 卸売物価 消費者物価 卸売物価 消費者物価 ジャパン 13.7% 76.6% イギリス 30.4% 48.5% アメリカ 14.8% 31.5% フランス 29.9% 48.7% 西ドイツ 25.4% 31.4% イタリア 32.5% 47.0%
(出所)三菱銀行「調査時報」
( II )琉球民族の精神病と愚鈍性
この362年に及ぶ外国支配の下に、殊に僅々65年間のジャパン化教育とその惰性延長にすぎない戦後26年間の忠犬(県)教育によって、わが琉球民族の精神病は、一段と高進した。要するに、琉球民族精神、民族文化価値の否定の上に、虚構された、ジャパン優等視教育は、ただでさえ、某国の悲歎にうちひしがれた琉球民族をまたぞろ、旧飼主=支配者である「本土」(殺魔支配時代は「国許(くにもと)」といったが、最近では、「本土」と造変語した。)の桎梏のもとへわが民族をひきずりこもうとする。この奴隷=動物性向を米日反動層は、巧妙に逆用して、復帰という名の奴隷化政策を公然と強行する。( III )どうすればよいか−−−結論
以上の行論から既に明かだが、結論をかかげておこう。(IV)屡々表明される愚問、疑問について
わが同胞のなかには、次の愚問、疑問を表明する向きも少なくないので、敢て解明しておく。外部の力ばかりて、乱り咲ちゅたる悪の花いまや、世界情勢は、わが民族の独立達成に極めて有利に進んでいる。殊に最近のジャパンにおける政治情勢は、返還協定批准阻止の方向へ一段と強く進んでいる。同時に、わが琉球内部でも、円変動相場制移行に伴い、ジャパン政府に対する不信の念は、急速に高まり、さなきだに、経済の破たんを招く復帰に対する不安は、一挙に爆発寸前まで追い込まれた。これはたんに、事業経営者だけにとどまらず、復帰を唱えたところの当の公務員を含む、あらゆる階層にまで及んでいる。この内部矛盾は、刻々と圧力を増して、やがて社会を変革する巨大なエネルギーへ転化する。わが同胞の多くは、返還協定の批准阻止によって、再び、混乱のさなかにつき落とされて、はじめてわれにかえるだろう。この時こそ、人は自分が琉球人であり、琉球民族の一員として、自分自身の国をうち建てなければならないと、はじめて悟る。この時の民衆の心は、世界における琉球国民として、誇り高い、独立心の高い人間として再登場するにちがいない。
いかでか恃まざらん、おのが知恵と力
ゆすぬちからばかりてぃ、みだりさちゅたるあくぬはな
ぬがしたぬまん、どうぬちえとちから
世界にはどんな国があるか
そしてその国民の生活水準はどうか
先ず、その総数をつかんでおこう。
1970年10月31日現在
主権国総数…………………………………………………………143国(注1)国 名 | 人口(千人) | 面 積 Km2 | 状 況 | 支配している野蛮国 |
アンゴラ (アフリカ) | 5,433 | 1,246,700 | 独立斗争中 | ポルトガル |
ギ ニ ア ( 〃 ) | ('68)528 | 36,125 | 〃 | 〃 |
モザンビーク ( 〃 ) | 7,376 | 783,030 | 〃 | 〃 |
ペ リ ゼ ( 中米 ) | 116 | 22,965 | 英領ホンジュラス 1970年中独立の予定 | イギリス |
アファル・イツサ (アフリカ) | ('64)86 | 22,000 | 旧名ソマリ 独立斗争中 | フランス |
南西アフリカ ( 〃 ) | 594 | 824,295 | 独立斗争中 | 南ア(R) |
(1) 国の年令 ーその1ー 国 % 第一次世界大戦(1914〜1918)後独立した国の数 88 62 第一次世界大戦前独立した国の数 55 38 計 143 100
('69年中頃現在)
(2) 国の年令 −その2− 国数 % 第二次世界大戦中またはその後独立した国の数 平均20才 80 56 第一次世界大戦〜第二次大戦前まで独立した国の数 50才 8 6 古い国 60才以上 55 38 計 143ヶ国 100%
(3) 人口 10,000千人以下の国 ________________ 93 66 (うち 1,000千人以下の国) (琉球の地位) (28) (20) 人口 10,000 千人超 〜 20,000 千人以下 18 12 20,000 〜 30,000 9 6 30,000 〜 40,000 10 7 小計 130 91 40,000 〜 50,000 1 50,000 〜 60,000 4 60,000 〜 90,000 0 90,000 〜 100,000 2 100,000 〜 200,000 2 200,000 〜 250,000 2 250,000 〜 500,000 0 500,000 〜 730,000 2 小計 13 9 計 143ヶ国 100%
(4)面積からみた国の大きさ(Km2) 2,000 (注 比較せよ琉球2,3882)以下 14 2,000 超〜 100,000 以下 (琉球の地位) 34 100,000 〜 500,000 48 小計 96 68 500,000 〜 1,000,000 18 1,000,000 〜 2,000,000 15 2,000,000 〜 5,000,000 7 5,000,000 〜 10,000,000 6 10,000,000 〜 1 小計 47 32 計 143ヶ国 100%
(5)一人平均所得(米ドル 1968年)の比較(注:琉球国民$578)
国によっては国民所得統計不備の国もかなりあるため、
資料の分明せる77カ国について、所得のグレードと国の数を示す。国数 % 100ドル 以下 6 100ドル超〜 200 14 200 〜 500 21 500 〜 1,000 (琉球の地位) 10 小計 51 66 1,000 〜 1,500 8 1,500 〜 2,000 11 2,000 〜 2,500 3 2,500 〜 3,000 1 3,000 〜 3 小計 26 34 計 77ヶ国 100%
(7)わが琉球国の総合的地位
(6)1967年一年間における一人平均エネルギー消費量(石炭換算kg)の比較 国数 % 100kg以下の国 34 100超 〜 200kg以下 16 200 〜 500 22 500 〜 1,000 (琉球の地位) 15 小計 87 73 1,000 〜 1,500 8 1,500 〜 2,500 3 2,500 〜 3,000 3 3,000 〜 3,500 3 3,500 〜 4,000 5 4,000超 10 小計 32 27 計 119ヶ国 100%
世 界 最 小 国 比 較 順位 独立年または
完全自治年国 名 政体 人口
(千人)年 度 面 積
(Km2)1人平均所得$/年 米ドル
(1968年)1人平均
エネルギー
消費量Kg
(1967年)租税の有無 国連機関
加盟の有無
(1969年)1 バチカン市国 R 1 ('69) 0.44 − 2 1968 ナ ウ ル R 6 ('68) 22 2,500 4,000 無 ○ 3 350 サンマリノ R 18 ('69) 61 − 無 ○ 4 1278 アンドラ R 19 (〃) 465 − 無 5 1918 リヒテンシュタイン D 21 (〃) 157 − 無 ○ 6 900 モナコ D 23 (〃) 1.6 − 無 ○ 7 1970 トンガ K 83 (〃) 700 − − − 8 1965 モルジブ K 108 (〃) 298 − − ○ 9 1970 ベ リ ゼ UK 116 (〃) 22,985 − − 10 1962 西サモア UK 141 (〃) 2,842 − 97 ○ 11 1966 バルバトス UK 254 (〃) 430 360 498 ○ 12 1968 赤道ギニア R 286 (〃) 28,000 − 155 ○ 13 1944 アイスランド R 303 (〃) 103,000 1,524 ('67) 3,824 ○ 14 1964 マ ル タ UK 323 (〃) 316 486 781 ○ 15 1815 ルクセンブルク D 336 (〃) 2,586 1,695 ○ 16 1965 ガンビア R 357 (〃) 11,295 − 51 ○ 17 1954 スリナム R 389 (〃) 163,265 279 ('63) 317 18 1968 スワジランド R 410 (〃) 17,363 155 ('66) − ○ 19 1960 ガ ボ ン R 485 (〃) 267,667 200 ('63) 317 ○ 20 1970 フィジー K 510 (〃) 18,272 − ○ 21 1961 クウェート K 570 (〃) 20,770 3,858 6,648 無 ○ 22 1966 ボツワナ R 629 (〃) 572,000 − − ○ 23 1960 キプロス R 630 (〃) 9,251 614 1,054 ○ 24 1970 ガイアナ UK 742 (〃) 214,969 224 964 ○ 25 ブータン K 750 (〃) 47,000 53 ('63) − − 26 1963 モーリシャス UK 799 (〃) 1,865 254 ('63) 141 ○ 27 1960 コンゴ(プラザビル) R 880 (〃) 342,000 167 ('63) 188 ○ 28 1966 レ ソ ト K 930 (〃) 30,355 80 ('66) − ○ 29 琉球 945 ('70) 2388 637 ('69) 515 − 30 1962 トリニダードドバゴ UKR 1,040 ('69) 5,128 655 ('63) 4,215 ○ 31 1918 リベリア R 1,150 (〃) 111,369 162 331 ○ 32 1903 パ ナ マ R 1,417 (〃) 73,952 508 1,249 ○
順位 国 名 人口(千人)
(1969年)平均所得(1968年)
米ドルエネルギー
消費量Kg
(1967年)特 性 1 クウェート(K) 570 3,858 6,648 石油産業
(税金を課さず、医療、教育一切無料)2 アメリカ合衆国(R) 203,220 3,543 9,828 超大国
(戦争主謀国で税金が高い国)3 スウェーデン(K) 7,980 2,821 4,787 鉄鉱石の埋蔵豊富
(社会保険水準の高い国)4 チェコスロバキア(R) 14,420 2,495 5,487 工業国 5 カナダ(UKR) 21,090 2,400 8,060 農業国 6 ナウル(R) 6 2,500 4,000 燐鉱石
(税金を課さず、共同体精神にもえる楽園)7 スイス(R) 6,230 2,294 2,762 精密工業 8 デンマーク(K) 4,910 1,941 4,264 農業国
(社会保険水準高い国)9 フランス(R) 50,330 1,927 3,093 工業国
(農業の比重が高い国)10 オーストラリア(R) 12,300 1,893 4,791 農業国 [ 参 考 ] 22 ジャパン(K) 102,320 1,122 2,323 工業国
(極端な官僚独裁国で、政治がおくれている)
年 次 | 単 位 | 1968年 | 1969年 | 1970年 | z年 | z'年 |
国民所得 | 百万米ドル | 557.7 | 637.2 | 753.0 | 753.0 | 4,653.0 |
人 口 | 千 人 | 965 | 1,052 | 977 | 945 | 945 |
1人当国民所得 | 米ドル | 578 | 653 | 770 | 3,971 | 4,924 |