一九七一年五月十三日(木) 琉球新報2P            無断複写引用を許可す。

記者席

○---「琉球独立党」の結成の呼びかけ人である崎間敏勝、野底武彦氏の両氏は、十二日屋良主席にその結成の趣旨を説明。野底氏が「沖縄の将来が心配で夜もねむれない」と切り出した。野底氏がヒゲをたくわえていることをとらえて屋良主席は「それでヒゲが伸びているのかナ」と、まぜっかえしていた。しかし「石油資源も発見され、沖縄が国家として独立した暁には世界一のカネ持ちになれる」と両氏とも真剣なおももち。
空色と紺の配色で、中に三つの星を散りばめた琉球国?の国旗のデザインをくわしく説明「赤い星が民族の独立と尊厳」「黄色い星が平和と繁栄」「白い星が道徳と理性」と、沖縄独立論につかれたように野底氏はまくしたてていた。

*注  左上 独立党結成の記事有り  写真左が屋良主席 中央が崎間敏勝 右が野底武彦(野底土南)、左袖に見えるのは三星天洋の刺繍のワッペン



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