沖縄は本気で独立を 上出 勝(63歳)
去る6月19日の県民大会に参加した。私は以前から、沖縄は独立するしかないと思っていたが、ますますその思いを強くした。日本がアメリカから自立できない以上、本気で独立を考えるしかないと思う。「醜い日本人」としての自覚から、なおのことそう思う。
昔は、「居酒屋独立論」と揶揄されていたが、スコットランド独立問題などを見ても分かる通り、沖縄独立は今やリアルなテーマではないかと考えている。
沖縄の人にそれを言うと、驚いたような顔をするが、原理的に難しいことではない。県民投票と国際社会の承認があればいいわけである。沖縄は、もともと独立していたのだから、元に戻るだけのことだ。
もう一つ。米軍属女性暴行殺人事件の被害者が政治取引の材料にされたと、私は強く感じた。ぼろ切れのように扱われた1人の女性の尊厳と、党利党略とどちらが大事なのか。(東京都渋谷区、弁護士)