沖縄「政府に強い不信感」 沖縄タイムス元記者・比嘉さん 基地問題で講演
沖縄タイムス元記者でフリージャーナリストの比嘉康文さん(73)=沖縄県宜野湾市=が28日、高知市で「今、沖縄に何が起こっているか、オール沖縄の力を高知へ」と題して講演し、基地問題の現状を伝えた。
比嘉さんは名護市生まれ。基地問題や戦後史などを新聞や雑誌に執筆している。
講演では、基地問題が国民に正しく理解されていない点を訴えた。県の調査で、沖縄経済に占める米軍基地の経済効果は5%という結果が出たという。
比嘉さんは「『米軍基地がないと沖縄の財政が破綻する』という認識は間違い。政府は基地問題に関して国民をだましてきた」と強調した。
昨年の県知事選や衆院選で辺野古移設反対派が当選したことには「明治政府から続く沖縄差別に対する抵抗感が県民の心の奥にある。今回の選挙でも日本政府に対する強い不信感が表れた」と指摘した。
新しい市民運動の展開も紹介。市民団体の呼び掛けで、オバマ米大鉢嶺に宛てた辺野古移設反対を訴える市民の手紙が12万枚を超えたことを報告。また、名護市を支援する思いから、同市へのふるさと納税額が2014年度は13年度の既に3倍近くになっているという
「これでも安倍晋三首相は民意を無視するのか。日本国内で相手にされなければ、直接アメリカにどう分かってもらうか、手を尽くさないといけない」と 話した。
講演は新日本婦人の会高知市支部が主催する「新婦人平和の文化祭」の一環。会場の高知市旭町3丁目のこうち男女共同参画センター「ソーレ」には約210人が集まった。
(竹中謙輔)
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